人気ブログランキング |

2011年 08月 17日 ( 1 )

SV-501SEの前段比較試聴。

K林様から松下&東芝6BM8を頂きました。ありがとうございます。幸せモンです!
早速、計4種類の6BM8(ECL82)を比較試聴してみました。
ソースはこれ。
a0123978_4252327.jpg

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA%E3%80%81%E4%BA%8C%E9%87%8D%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2-Brahms-Yukio-Kitahara/dp/B0030DQ2ME

(うまく出なかったら「ALT143 ブラームス」で検索して下さい)

ブラ1と2重協奏曲。重量プロです。渋めの演奏プログラムですがライブ録音ですし、良いソースですよ。我が師匠、山崎師匠も大曲にがっぷり向き合っていて、男性以上に男性的なチェロパートです。戸田弥生さんも音に溺れず凛としています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
注:この記事は「SV-501SE欲しい欲しい病」にかかる恐れがあります。隙のある方はご注意下さい。

まず、デフォルト管エレハモ。
a0123978_4451577.jpg
体重測定もしてみたところ・・・最重量の20.5g。少し太いです。
a0123978_4465571.jpg
左が松下、右がエレハモ。ちょっと太いのわかりますかね。造りはリジットな印象。ガラス部をはじくと、高めの音です。
a0123978_4505494.jpg
音は・・・あ、良いじゃん(笑)。
ロシア球で時々感じる高域のヒリついた感じはありません。寧ろ全体的にふくよか。
SV-501SEの印象の一端を、この球はちゃんと担っていますね。流石デフォルト。良く響きがあり、中庸型です。音がよく混ざっています。
オザワ征爾の言葉、「我々は音を一生懸命混ぜようとしているのにオーディオ好き達は一生懸命分解、分離させようとする」をなぜか思い出しました。エレハモはその点よく混ざる方です。
敢えて注文をつけるなら、音にもう少しピント感があってもいいかもしれません。でも「欲をいえば」の範囲です。



お次は松下(ナショナル)。これがびっくりでした。
a0123978_544853.jpg
重さは13.5~14g。ガラスを爪ではじくと、結構内部が振動します。これは意外でした。
a0123978_552778.jpg

よく「日本製は信号に忠実、性能重視」などという話を聞きますが、まさにモニター調。
マイクを感じます。「実際マイクの前ではこう弾いているだろうな」という音ですね。
演奏の微妙なずれ等も逃しません。困りますね、ばれてしまう(笑)。
プレイバックには最適。NHK-FMの「N響ライブ中継」を聴いているような雰囲気です。


お次は東芝。
a0123978_5213767.jpg
これも大体13.5g。これもはじくと内部が結構振動します。
面白かったのは松下と印象が違った事。
松下が完全にモニター調だったのに対し、東芝は意外にも「バランス型、中庸」だったのです。適度に響き、好感が持てます。エレハモにピントを出した感じです。
「実際はこう聴こえたらいいな」という音ですね。


最後にムラード。
a0123978_527289.jpg

意外にもはじいても内部の振動は直ぐ収束します。その代わりガラスの音が他と違います。高い音で澄んでいます。「リン!」て感じです。重さは15。5g
a0123978_5295221.jpg


出音ですが・・・完全に「ピラミッド型」。
中、低域が厚く、響きが多い。他の管と立ち位置が違い、「原音より(良い意味で)五感を、イリュージョン、音楽性を・・・」といった音ですね。包まれ感があり、こうして較べるとニクイ演出があります。

この管の最大の特徴は「ハーモニー」を感じる事。
このソースから「ハーモニー」を前面に感じたのはムラードでした。
ただ、音も(演奏は日本フィルなのですが)「日本のオケ」の音ではありません(笑)。管の個性が勝っています。このへんは、お国の違いだろうな。「音を忠実に聴かせる」か、「演出をして音楽を魅力的に聴かせる」か。
この管は、入手が難しいのが最大の問題。東芝、松下はよく捜せばあるでしょう。
他にもRCA,バルボ、RFT、TELAM、シルバニア等色々あるようですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~という訳で興味深い試聴でした。同じ国産でもタイプが違うというのが新発見でした。
K林様、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。
ウソは書いていませんが管の個体差もあるでしょう、話半分でお読み下さいね。

a0123978_5565610.jpg

しかし501SE、銘器ですね。バイアスメーターが格好いい!しかも表に調整ネジがあるので簡単にIp管理が出来ます。下手な自己バイアスアンプより確実に管理できていいかも。
そしてオーケストラソースの表現が本当に素晴らしいです。501が来てからオケを聴く事が増えました。

そして、特にシングルアンプで顕著だと思いますが前段管はアンプの音楽性の鍵を大いに握っています。間違いなく出力管以上です。前段管は吟味した管を使うと、本当に面白いですね。
by kennoy-mini | 2011-08-17 00:20 | ken球王国。 | Comments(17)

オーディオ、その他雑感記。


by kennoy-mini
プロフィールを見る
更新通知を受け取る