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管球オーディオ雑感記。

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2011年 05月 09日 ( 1 )

しまった~!!

実はブログ友達で「アンチLEICA宣言」というブログを立ち上げられているdigicamekさんhttp://digicamek.exblog.jp/が、自分より一足先にSV-192Sを買われたものの「以前のDACなしとあまり違いが出ない」と仰られて・・・勝手に「digiさん専属ソムリエ」を気取っていた自分としてはこれは責任重大!

このブログは「あれ買え、これ買え、これいいよ」と奨めるものではなく「自分はこれが良いと思う」とただメモの様に書いているものですが(別にキット屋さんとも営利繋がりはないですし。ただ大橋さんの耳は信用しております、それだけは確か。勿論あまり何でも推薦するのではなく、なるべく費用対効果が高く、また確実によくなるものを載せているつもりデス)、ただ折角影響を受けて大金をはたいて買われたものが効果がないんでは、ソムリエとして悲しい。これはナントカしなければ!


そのdigiさんの文の中で「トランスポートでそんなに音変わるのか」という疑問があった。これは自分も思っていた事なので、(折角だ、テストしてみよう)と思い、最近調子が悪いCECのTL-51Xを改めて接続してみた。
a0123978_35236.jpg
下のCDPがマランツのSA8400.そこそこ良いプレーヤーだと思う、SACDもかかるプレーヤー。その上にTL-51Xをセット。共に樽インシュレーター(大)で3点支持。どうもCDPは、スパイクより木材ブロックの方が落ち着いた音がするように感じるのは気のせいかな・・・。

試聴は共にmodel2をその都度繋ぎ替え、同じCDをかける・・・最初は「あれっ、同じかな!?」その後「ああ、やっぱり少し違う・・・」そして「ああ、だいぶ違う。」という印象に。

何が違うか。あくまでもうちでの話・・・「SA8400はテレフンケン、TL-51Xはムラードタイプ」というとdigiさんにはわかりやすいかも。SA8400は覗き見るタイプの音、空間の音や無音時は「さー」「すー」とサ行の感じ。対してTL51Xの空間表現は「ふー」という感じなのだ。揺らぎ的な音が心地よい。キメとしてはマランツの方が細かいかもしれない、CECの方が響きが多いので一見脚色感がある・・・が倍音の実体感、色使いが自然だった。また音調としても(個人的にはCECの方が)長時間聴きやすい。TL3Nは、これにキメの細やかさが加わったのかな・・・


面白かったのは自分の感想の変化。第一印象(本当に最初の数十秒)は(あれ、マランツの方がいいじゃん、CECは少し脚色感があるな)だった、それがもう一度CECを聴いてからマランツに戻ると・・・今度は物足りなくなるから不思議。そして何度も聴いているうちに(ああ、この前scoreさんと大橋さんがいらした時に足りなかった要素はこれだ!)と納得。
「音の濃さ」といえばよいのか・・・ソースに集中できる、しやすい感じがある。SA8400は(自分には)少しモニター調すぎる。音が「見えやすい」のは良いが、左右SPの繋がりに少しだけ違和感があり、「急にマイクが表れてソリストが歌いだす」ような感覚がある。コロッケのモノマネメドレーのような「入れ替わり立ち替わり感」が。あ、コロッケの芸はもはや芸術の域ですが(笑)。

対してTL-51X、較べると少し音源から遠くなったっような感覚があるが、その分「生演奏的感覚」、特に間接音表現が巧い。うちはmodel2、digiさんはもうSV-192Sの違いはあるが、もともと192SはTL-51Xをある程度リファレンスにして設計されている事もあるので(だからシャシーサイズが同じ)、CECのベルトドライブはきっと相性は良いだろう、悪い筈はない。

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こうしていざ比較してみたら思いの他、音に違いがあった。
(しもた~、この状態でこないだ試聴してもらうんだった・・・)と後悔するも後の祭り。SCOREさん、また来て下さいね、リベンジさせて下さいませ~!わいもトランスポート、なめとったわ(笑)。


結論としては「トランスポートで音も結構変わるし、表現が明らかに変わる」と。同じデジタル信号をそのまま出しているのに不思議・・・でもオーディオは「何かを変えれば音が変わる」世界でもあるし。大事なのは、音楽が聴きやすい音になるかどうか、ただそれだけだと思う。
ただ、中には「CECの音は脚色が強い、アナログっぽすぎる、マランツの方が好きだ」という人がいるのは、正直少しわかる。それくらいCECの音は質感、立ち位置が違う。テレフンケンよりムラードが好き、復刻WE300Bよりビンテージセトロン300Bが好き、というスゴ耳を持っていらっしゃるdigicamekさんには・・・どちらがお好みかしら??

因みに自分は最近、オーディオを鳴らしているときの床の振動が実際の楽器演奏時の振動に近い方を感覚的にセッティングの指標にしているが(部屋を巧く響かすのも聴きやすくするテクニック)、これに関してはCEC TL-51Xの方が圧倒的かなぁ。

・・・「ホップ」しないで「先にジャンプ」しようかな、なんて(笑)。


冗談はさておき、なかなか面白い実験でした。実験以上の成果でした。
digiさん、やはりトランスポートで音は変わります。ただCECでないと合わないかというとそんな事はないとは思いますが・・・ただ耳の良い知り合いが軒並み絶賛しているTL3N・・・有りだとは思います。ヒ㋨オーディオでも(在庫があるかは確認しませんが)似たような値引き価格で店頭で売っていましたよ、なんちて悪魔の囁き(笑)。

是非、192Sを巧く手なずけて下さいね。最後は間違いなく【必須パートナー】になりますから。
by kennoy-mini | 2011-05-09 00:56 | オーディオ雑感。 | Comments(9)