HDDを整理していたら14年ブラジルW杯のアルジェリア対ドイツの試合の録画が出てきました。決勝T1回戦ですね。そう、アルジェリアの監督は・・・ハリルホジッチ。ドイツは優勝したチーム。そんなドイツに対しアルジェリアは守備ブロックを築きながらもときおり矢のようなカウンターを仕掛け、0-0で延長戦へ。延長前半に遂にドイツが先制。後半にも追加点を挙げましたが直後になんとアルジェリアが見事なクロスにヘディングで反撃。反撃ムードですが時間切れでドイツが2-1でベスト8に残った試合でした。
これを見ると・・・「サッカーは守備の方が大事では」という事。世の中は昔から攻撃の布陣や戦法ばかりですが、例えば90分のうちに攻めている時間はざっくり50分以上としても40分は守っている事に。そのうち数回ミスすればすぐ失点する事を考えても、また全体のリズムのためにもまず守備布陣から考えるべきと思うのです。攻められてルーズボールを拾えばチャンスにもなりますし。
日本は10年南アフリカでは直前に岡ちゃんが守備的な戦術を取り本田の1トップという今までやっていなかった布陣を急造、カウンターの布石に松井等ウィンガーを配置。結果、決勝Tに残りました。
02年はトルシエが「フラット3」なる守備ラインその他管理された(主に)守備布陣を敷き、でもメリハリの利いた選手起用で見事予選通過。決勝Tでなんとなくトルコに負けたのは本当に勿体無かった。が全体として成功例でしょう。
06年はジーコジャパンで初戦オーストラリアに先制しながらどたばたの逆転負け。トラウマになりその後もぼろぼろでした。
14年ザックJAPANも「歴代最も強いのでは」と言われながら初戦コートジボワールにこれまた逆転負け。2戦目もギリシャ相手に0-0、3戦目は新星ハメス・ロドリゲス率いるコロンビアにけちょんけちょんにやられました。
岡ちゃんが急に戦術を変えたときはがっかりしましたが、要は「相手に攻撃を思うようにさせないのがサッカー」でもある訳です。野球の「知らない相手はピッチャー有利」と同じ感覚。因みにコートジボワール戦の先制点は本田のミドルシュート的な急襲、最初の失点の遠因も本田のボールロストから。この頃から既にボールの失い方があまり良くない。そして2点とも右クロスからやられています。せめて2点目は絶対クロスをあげさせてはいけなかった訳です。
続きます。
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