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通奏低音譜。

今回弾くヴィヴァルディのソナタの楽譜には親切にも「通奏低音譜」が付いています。
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SOLOチェロが上の段のパートを弾き、Basso continuo(今回はチェロ)が
鍵盤(今回はピアノです)の左手と同じラインを弾きます。

鍵盤と同じ・・・という事はなくても響きとしては成立はします。
なのに通奏低音を入れると全く響きが変わります。
響きだけでなく通奏低音というのが非常に音楽的に大きな意義があります。
サッカーにおける守備的MF、すなわち遠藤のような存在感があるのです(なんだそりゃ)。
ようするにゲームを組み立てつつ守備の最初のつぶし役も兼ねるというイメージ。
ピッチ内の監督ですね。

通奏低音が「仕掛けたら」FW(ソロチェロ)はその仕掛けに反応するわけです。
これがハマルとめっちゃ面白い。
実際のコンサートでは(所謂古楽器での演奏会を除き)あまりcontinuoを入れることはありません。
(費用の問題だったりその他もろもろの条件で・・・)
今回は自主企画ですし実験的なことをするのは嫌いではないので、
チェロが二人いることの響きの豊かさと可能性が伝われば。

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更にボッケリーニの協奏曲でもcontinuoを入れることにし、頑張って楽譜を作りました!!
これは自分のためでもありますが(爆)本当はvnも1本入れたかった・・・(笑)
因みにこの曲、5番説と8番説、果ては偽作説(ボッケリーニではない説)もあるようです。
作品番号はG478となっています。
この時代の協奏曲では偽作説はよくある事で、ハイドンのチェロ協奏曲も
4~5曲あるとされていますが公認されているのは2つ。
しかもハ長調の協奏曲は確か1960年台あたりでやっと世の「公認」を受けた曲です。
(なのでハ長調の巨匠、大家の録音は少ない)

ハイドンやボッケリーニやヴィヴァルディは弟子も沢山いたはずなので
作品の判定が恐らくとても難しいのです。
今回の協奏曲はどうなのか・・・という話になると思いますが、自分は研究者ではないし、
ソナタと協奏曲両方を一夜のコンサートで弾くことで皆さんが想像を膨らませて聞くと
また面白いかもしれません。弾いている分にはソナタとは多くの共通性を感じます。

古典の曲は音楽的に「パズル性」があって、後世に色々投げかけているようで
とても面白いです。
by kennoy-mini | 2016-01-04 04:20 | 音楽雑感。 | Comments(0)

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