ここんとこ部屋をかたづけつつ、デジタルトランスをテストしながらセッティングの見直し。
デジタルトランスに関してはまだキャノンケーブルの方が好みな為、試しに近々チップ?を差し替えてみようと思います。
そんな中、一つ結論(自分のセオリー)が出ました。CDP、DACは木の(板、土台の)上に置くべし!
うちではスペース上ガラス棚に置いていますが、木製インシュで浮かせておいても棚の「鳴き」はないもののちょっと反射が強い。木の床にインシュで置いた方が自然な音でした。
反射が強いと高音が伸びすぎたり低音が解れない気がします。
金属棚は鳴くのが恐いし。
ガラス棚は替えられないため結局、
「遮音マット→樽インシュ+黒檀球面インシュ→本体」、192Sも、
「遮音マット→アフリカンブラック板→サクラ材インシュ→ステンスパイク→本体」
~と成りました。
判断基準は「音が解れるか」です。
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そんな中、TL3Nが中古でやってきました。
唖然です。この変化は参った。MC-3はまだ無しで、です。
印象は皆さんの本当に言うとおりでした。
生演奏が好きで予算が許せば・・・これは絶対に導入すべきです!
TL51Xとも大きな差があります。ある意味別次元のCDP。
素晴らしいビッグマイナーチェンジ。内容的にはモデルチェンジ!
第一印象は・・・とにかく「自然」「アナログ的」「あ、ペレーニの音楽だ・・・」・・・。
巷の評価の通り!
SCORE教授の仰る的確な感想を引用させて頂くと・・・
~【この音を何と形容したら良いでしょう? 自らのボキャブラリーの無さを嘆きたくなるのですが、強いて言うと極めて自然な音、とでも言えますでしょうか? 生演奏を良くお聴きになる方には判って頂けると思うのですが、例えば目の前でチェロを弾く人がいます。当然聴こえて来る音はチェロの音なんですが、その時「あ、チェロの音だな」と思う人は少ないと思います。こういう時って「チェロの音」を聴いているのではなく、「チェロが奏でる音楽」を聴いていると思うのです。完全同期したTL3Nの音を聴いた時、これに近い感覚を覚えました。形而上的な言い方になってしまいますが、オーディオを聴いているにも関わらずオーディオを感じなかったのです。それほどまでに自然な音が出ているような気がします。】~
・・・MC-3の有無こそ違いますが、印象は本当にその通りです。
そりゃ大橋さんもオリジナルCDP企画を諦める訳だわ。
来てから色々なソースをかけまくって片付けがはかどりません(爆)。
また個人的な面白い印象として、録音状態等があまり気にならなくなりました。
例えば録音時代、環境や録音メーカー、エンジニアの好み(?)によって
色々バランスが不思議、不自然なCDってありますよね。
急に譜めくりの音が近くに聴こえたり、オケでそんなに聴こえないはずのハープが
急に大きく聞こえたり。
(多分エンジニアがそこだけを音量Upさせているんだと。聴こえないと「落ちた」事になるから、笑)
そういうのが録音の不自然さが何故か自然になって聴こえます。なんでだろう??
とにかく繋がりがよく、解れた音。
よく帯域バランスといいますが、もはや「倍音バランス」が素晴らしいのかな、と。
膜を剥がしたように気にならなくなりました。
また、ペレーニの録音(多くがフンガロトン、ハンガリーのメーカー)は結構引き締まった
音で収録されているのが多く、実演との差をいっつも感じていたのですが、
本当に生に近い。そのものに限りなく近いです。
音量も絞れます。いつもより小さい音でも満足できる。勿論大きくしてもうるさくありません。
でもこれだけ自然だと、高音のヌケや伸びという「概念」をあまり感じなくなるので、
人によっては物足りない感じを受ける人もいらっしゃると思います。
手ごたえならぬ「耳応え」みたいな。そういう感覚からは離れます。
そういう要素を大事にされている方には「あれ、あっけない音・・・」という感想を持つ方も。
手放された方もそういう感想だったのかな・・・と推察しました。
生演奏をあまり聴かない方にはある意味、物足りないかも。そのくらい出音が自然。
MC-3は・・・まぁゆっくり貯めます。中古ででないかな~(笑)。
今回予定外の出費で当分身動きが・・・でも全く後悔はありませんでした。そんな買い物は久し振り。
それにしても久々に驚きの変化でした。定価は高いですが、新品でも実売価格での費用対効果は
悪くないと思いました。他のプレーヤーの値段のバランスからすると・・・お得かも。
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バルト(把瑠都)が初優勝しましたね。
最終日は白鵬には負けました。負けても笑顔。
負けて笑顔が出る人って、似合う人と「ん?」て思う人がいますね。
でも把瑠都はひとなつっこい笑顔が好感が持てました。
自分なら(優勝しても今日は負けたから・・・)と、笑顔になるまで時間がかかりそう。