レコードラック、オーディオラックを増やしてからSPの再セッティング、大変手を焼いていましたが漸くまとまりました。正直(もう前の音場感はでないかも・・・)と半ば諦めモードでしたが、ようやく「これだ!」という音が。
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ラック増設前は大変音場感が出ていて満足だったのですが、少しだけ高域が鋭く、耳に突く感じがありました。再調整にあたり、「生音は音が大きくても高音が痛いと思うことはない、なので痛くない音を」と思ってセッティングをしようとしましたが、それが泥沼でした。
難しいもんです。
うちの音の肝、「SPスタンドのあおりセッティング」です。後ろ足を短く、前足を長くしています。
この「スタンドのあおり」、ラック増設後一旦辞めていました。そしてまず木材インシュを試し・・・これは即却下。敷物が御影石でない場合、スパイクの方が圧倒的に良い。次に、スタンドのスパイクにステン/真鍮受けなどを試した末・・・(スパイクを短くした方が固有の音がのりにくいかな、高域のうるささがとれるかな)と思って「あおり」をやめました。で・・・(おお、高音がうるさくない!これはうまくいった)と喜んでいました。またSPの位置も変え、これで完璧!と思っていました。
しかし最近・・・(あれ、501SE時の中低域の解れ、厚みが薄いな・・・前はもっとあったのに)と気づきました。そっから泥沼。以前出ていた音が出ない・・・というのは、経験者しか分からない、大変不幸なものです。最初は(ラックが入ったから、もっと壁から離さないとなぁ)と思って色々試しましたが、どうも違う。そこから何日も悩み・・・
昨日ふと、(ちょっとSPスタンドのあおりを戻してみるか・・・逆にもっとあおってみるかな)と再チャレンジ・・・お、キタキタ!!やっと以前あった音場感が。
普通、SP(スタンド含め)をあおる場合の狙いは、【ユニットを耳の高さに合わせるため、床の一次反射を和らげるため】だと思うのですが、オートグラフミニの場合は【リアバスレフポートの空気、背面音を壁に平行に反射させるのではなく、微妙に斜めに当てる事で拡散、背面音を部屋に回す事】が最重要。これは新鮮な発見でした。ポートが背面にあるSPは、もしかしたら壁に平行にあてるより少し角度をつけると、スピーカーの新しい面が見れるかもしれませんね。フロントバスレフや密閉箱だとこんなにシビアではないんですけどね。
でもこのSPは背面ポートであることで【オートグラフ的な部屋の空気を動かす感じ】を表現するので・・・手間はかかるが本気を出すと凄い、わがままな奴です(笑)。
そして、後一歩足りない音色感、響きの厚みをスーパーツイータで。壁との距離を変更した結果・・・今度は正相がベストに。距離で変わりますね。防振ゴムの上の木材はブラックチェリー。実はこれ、「無垢材コースター」(笑)。無垢の家具屋さんを見つけると・・・つい家具そっちのけで(なんか使えるものないかな?)と物色してしまいます。ハマるとオーディオ専門パーツよりずっと安いし。これは750円だったかな。これが「オーディオ用」と付くと2枚で3000円~!?
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という訳でようやく決まりました。以前より良いと・・・思います。今度scoreさんにチェックしてもらおう(笑)。
リファレンス状態が(ある程度)定まったので、最近流行の(?)各種整流管遊びもできそう。ただ、整流管は本領発揮までは2、30分はかかるから、それぞれの長所を感じるために一日2本を限度に替えて遊んでみようと思います。
後は部屋かな~。もう少し微妙に反射を調整、吸ってあげたいところがあるんですよね。でも吸い過ぎもいかんので悩ましい。簡単に量を調整できる、吸音カーテンで対応しようかな・・・と思っとるところです。