3日に先生からチケットを頂いてコンサートに行きました。JTアートホールは小さいサロンの様な響きで、自分も3回程弾いた事ありますがとても弾きやすいホールです。
前半からとても良い演奏でしたが、後半の15番が素晴らしかった。堀米さんは勿論ソリストでこのカルテットは2度目なのですが、早くも常設SQの響きの片鱗がしていました。もの凄い対応力・・・
勿論それには他の3人、特に山口サンの存在が大きいのです(勿論先生もですが)。昔この3人はゼフィルスSQとして活動している時期もありました。そして山口サンの知識と引き出しはハンパではなく、この点において先生も感服、翻弄(?)されているそう・・・。
昨日先生から電話で感想等を求められ、色々有益な話も聞かせて頂きました。ここには書きませんが簡単にいうと「やりがいがあるが大変でもある」という・・・産みの苦しみみたいな話です。とてもハイレヴェルな話。
15番は自分も学生時代に勉強した事があり、元東京SQの原O貞夫先生にも習った思い出深い曲です。3楽章が凄い響き、(ひたすら和音だけが続く、まさに後期のベートーヴェン!)、大作ですが比較的後期ではとっつきやすい曲です。ベートーヴェン好き、SQ好きなら是非一度聴いて見て下さい。ベートーヴェンらしい演奏かは別ですがボロディンSQの演奏は硬派で格好よいです。
(チェロのベルリンスキーさんは数年前に亡くなられてしまいましたが、7年ほど前にウィーンの空港でばったり一行に遭遇し、握手してもらいました。自分がミーハー?な事をしたのはこの時しかありません、笑。なんと英語が通じなくてびっくりしましたが・・・)