<   2014年 05月 ( 1 )   > この月の画像一覧

 

漸く分かった!

今の楽器(1月は不使用)を20年調整して付き合ってきたが、漸く判った。どうやら駒と魂柱は[少し柔らか目、しなやか目の材料]が合うらしい。ずっと調整で苦労してきたが、漸く自分なりの【セオリー】が見つかって嬉しい。普通は【固くて詰まった】が良い駒のセオリー。なので現在の職人さんになるまで分からなかった。ここ10年位ずっと悩んできたが果たして回り道だったか、はては短かかったのか・・・


という訳で、将来に備えそういう材料の駒材を集め始めました。最上級グレードは固く詰まったものが多く、敢えて1段グレードを落として探すとやはりしなやか、柔らか目な材料が多くなりました。その中から柔らか過ぎない、そして良い木目で繊維がはっきり見えてまっすぐ通ったものを。条件にあうのは現在4枚、全て準グレード。過去通算10枚使った身としては・・・まだ安心出来ない(笑)。チェロは駒は半消耗品。弦の溝は段々磨り減るし、長年の弦のテンションで駒足が開きバスバーに上手くかからなくなると特に低音に影響でます。必要な時に職人さんにストックがあればいいのですがこればかりは自分ではコントロール出来ない事なので。
聞けば他のプレーヤーでも【この駒の時の(愛器の)音が最高だった。一生保っていたい!】と願っている人は結構いますね。野球の世界も、名バット職人の話を読みましたが落合さんと職人の双方が究極に本当に満足したバットはたった1本で、後に落合さん[あれと同じのを!]と願ったが[あれと同じ木がまた出てこない限り無理]という話。木材はそういう面がありますね。その職人さん、[バットは材料が95%、ただその材料を見つけ選別するのが腕]と言ってました。
http://www.kusaon.jp/s/magazines/interview/007/01.php何回読んでも凄い話。
[PR]

by kennoy-mini | 2014-05-05 04:32 | kennoy工房。 | Comments(4)