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楽器の話。

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(やっと大きい写真を載せられた!)
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(裏面の姿。これはなかなか見れません、笑)

これはチェロのテールピースです。弦を引っ掛けて張るのですが、このパーツが音(鳴り方)に結構な影響を与えます。素材も色々あり、黒檀、プラスチック、チタン、ローズウッド、フェルナンブコ(弓の素材)、ツゲ、アイアンウッド等。この写真はフェルナンブコです。フェルナンブコは貴重な素材なので(新たな伐採が禁止されている)、このテールピースも高いのです。また弓が1本1本音が違うように素材差、固体差が(他の木材以上に)あります。

そんなフェルナンのテールピースなのですが意外とこれが割れやすく、このテールピースも下の穴の近くにヒビが入ってしまいました。

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写真上側の穴に沿ってヒビが入ったのです。しかも困った事に2軒の楽器屋に「ヒビを膠か瞬間接着剤で埋められるけどここは一番ストレス(圧力)がかかるから…治せないね」と宣告。非常にショックを受けていました。ウン万円が~(泣)。

一旦は諦めそうになりましたが、(餅は餅屋、フェルナンはフェルナンに慣れている弓屋に見てもらおう)と思いつきました。実は楽器の世界、何故か弓の人は弓専門、楽器の人は楽器専門が殆ど。楽器つくりが上手い人でたまに弓も作ったりしますが、著名なレベルでは皆無です。ストラドの弓、トルテの楽器なんてあまり聞いた事ないでしょ?

このフェルナンブコという素材はなかなか難しい素材で、突然折れたり(涙)ヒビが入る事がままあるのです。昔は弓は先が折れたり飛んだりしたらもう治りませんでした。
ところが時代は進み、接着剤の質がよくなり、また職人の腕も上がって大抵のものが(選ばれた人のみですが)治る、治せる時代になってきたのです。かかり付けの弓屋さんに見せたら「ああ、治るよ。ヒビを埋めて、上からフェルナンのパッチを貼り付けるから」と、こともなげに治してしまいました!

3枚目の写真をよく見ると、長方形の薄い板が張り付けられているのが分かるでしょうか。ちゃんとこれもフェルナンブコの木材で、しかも木目がテールピースの木目と同調しない方向で張って下さいました!これでデフォルト以上に強くなった筈です。素晴らしい職人技!!良かった!

今までこのテールピースだけで3種類、フェルナンブコだけで(サブ楽器をいれて)4回は替えました。より良い材にです。中には木目のとり方を間違えたもの等もありました。良い材は惚れ惚れする木目です。フェルナンは総じて明るめの音になり、また何故か音の飛びが良いです。積極的に響くタイプ。楽器によっては鳴り過ぎて相性が悪い場合があります。ローズウッドなどは落ち着いた音色になります。発音も多少ですが重めに。プラスチックもよく鳴る「音量重視」ですが木材に較べてクセが少なく、結構ソリストに多いです。ただあまり品格がありません。

自分がオーディオのグラウンディングや管に拘る性格の一端がこんなところに表れています(笑)。
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by kennoy-mini | 2010-10-31 02:28 | kennoy工房。 | Comments(0)  

ちょいと手直し。

ふと思い立ち、SPのセッティングを微調整しました。どうも気になるところがあったからです。結果かなりすっきりしたおですが、きっかけは第九のIさんの日記でした。

~~~~~~~~~~~~(引用させて頂きました)~~~~~~~~
「(バーンインCDを使うと)・・・数十cmでびっくりするほど音量が変わります。最も音量が大きなところをベストリスニングポジションとしてみたところ、これまで3m近かったSPとリスニングポジションの距離がほぼ半分になりました。驚き!! 完全にニアフィールドリスニングです。ちなみに今まで聴いていたポジションは一番音が小さいところでした。オーケストラのスケール感がイマイチだったのはこのせいだったのでしょうか?
 
 ニアフィールドだと部屋の音響の影響を受けずに、ディスクに入っている音がそのままストレートに聴き取れる感じです。例えばチェロの独奏は、弓が弦から離れたのち、まだ弦が震えて音がしばらく出、やがて減衰していく微妙な様子などが実にリアルに聴き取れました。
一方良いことばかりではありません。SPとリスニングポジションの距離が近くなったせいで、音が中抜けになってしまいました。SPの間隔を狭めると箱庭的になってしまいます。ならばと思い内振り角度を強めましたが、限度があり、どうもまだベストの状態が見いだせておりません。しばらく調整が続きそうです。
 
 今回の実験は、7月17日に書いた「スピーカーを伸び伸び呼吸させる」の反対をやったのだと思っています。ニアフィールドリスニングにも、20数畳の部屋全体を響かせる鳴らし方も、どちらも一長一短であるように感じています。両方の中間あたり、部屋の響きをうまく活かしつつ、それに埋没しないという程度がとりあえずのベストなのかな?

~~~~~~(Iさん、無断借用申し訳ありませんっ!許して!!)~~~~~

これを読んだときの「音量が変わる」という点がひっかかりました。なぜなら最近自分のメインシステムも、最近少しニアフィールド気味で(元々近いですが)、しかも立った位置の方が音が大きく、音もよかったので。そこで色々微調整を。

・・・どうも内振りは、基本的なSPの鳴りや定位には大きな影響を与えないようでした(我が家での話)。そこで、たまたまオートグラフミニの背面後方に積んである荷物を少しどかすと・・・当たり前ですが結構変わりました。やっぱりレイアウトを考えないと。
ここまでやってみて・・・「部屋のレイアウトを決めてからでないと、オーディオのセッティングは意味無いな」と思いました。我が家のレッスン室は・・・実はまだ片付いてなくて(笑)。片付けたら絶対音変わりますから。

気を取り直して再調整。実は前回の変更時、SP間を1:1:1から少し開いたのですが、左右の対称性を意識して完全に同じ寸法だけ開いたのです。でも室内は全然左右対称ではないのであまり意味がありませんでした。
そこでまず右チャンネルの位置を左右に1cmづつ動かし・・・一番リスニング(したい)ポイントで音量が出る、音が開くところに固定、続いて左SPも微調整。その結果・・・今までに無い「下方、上方リニア」が上がりました!会場の音がいつになく聴こえます。あの静かなシュタルケル先生の小さな息づかいがいつになく克明に!!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オーディオルーム内が左右対称な方はなかなかいないと思います。是非SP間の距離を、最初はセオリー通り(に近く)1:1:1や0.5:2:0.5に、その後微調整をしてみては?と思いました。何事もセオリーと例外があります。音楽なんてセオリー、そして例外だらけ(笑)。

今日色々いじっていて、自分の音の拘りの大事な要素の一つに「音と音の繋がり、響きの収束の仕方の自然さ」が重要な事がよく分かりました。音が良くてもここが自然でないと、音楽に集中できない様です。
この点において、フェアで聴いたSV-23Dは音の繋がりが良い印象がありました。いつか一度じっくり聴いてみたいです。
 
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by kennoy-mini | 2010-10-29 23:17 | オーディオ雑感。 | Comments(0)  

プリの位置関係。

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(うちにあるプリはSV-310とSV-20Dです)


キット屋さんのアンプ「新作秋の陣」がきましたね。なんとSV-23D(807シングル)とSV-310Ⅲが人気とか。意外な展開ですね。

特にSV-310Ⅲは、こないだのフェア試聴でもあまり宣伝はしていませんでした。でもやはり効いていましたね。あのプリの楽器感は素晴らしいです。皆さん再発売を待っていたのでしょう。2008,12,08の店主日記でプリのチャートとWEB試聴が出来ます。

因みにパワーアンプはこちら。
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最新版(2010秋)はこちら。
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91BがⅢになり、9TがSEになり、以前より真ん中(SV-501SE)に寄ってきましたね。我が家にあるのはSVー91BⅡ、SVー9T ver,2です。
91BⅢは以前とトランスが変わり、音が以前よりまとまってきたそうです。確かに前の91Bは多少過激な音でした(笑)。その過激さが武器でもありますが、今の方がまとまっています。9T SEはリファレンス管が事実上6GW8になり、その影響でチャートが少し真ん中に寄ったと仰っていました。

どんなプリを選んでよいかわからない時は、パワーアンプとは反対の位置の傾向のプリアンプを選ぶとよいかもしれません。あくまで一つの考えですが、自分の好きな考えです。
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by kennoy-mini | 2010-10-27 00:28 | オーディオ雑感。 | Comments(0)  

TU-873の球差し替え試聴。

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(師匠のタイプは多分初期型、赤いLEDです)

友人宅で、TU-873の差し替え集中試聴をしました。300BはPrime 300B ver.4とPrime 300B ver.5(ナス300B)、そしてキット付属の6SN7GTとTUNGーSOL 6SN7GTB。うちには6SN7を使うアンプはありません。比較試聴をしたいのと、「真空管の師匠」にSV-2(2007)購入記念、その他お世話になっているお礼にプレゼントをするため、秋葉原に行った時に購入しました。

差し替えをした理由は色々ありますが友人の「中国管コンプレックス」を払拭してほしいというのが一番の目的。勿論程度の良いWE300Bが買えれば一番ですし、WEの良さは・・・自分自身がよっく分かっているがじゃ(笑)。WEの良さは重々承知、でもWEでなければ音楽が楽しめないわけではない、中国管も立派な300Bだという事を体感してもらいたかったので。

まずは300Bから。自分の感想ですが「実体感の強いver4、倍音感の高いver,5」の印象は変わりませんでした。TU-873ならver,4かなぁ。
次はタングソル。第九のIさんもお薦めの管です。現行管ではベストとか。

うーん、なるほど。タングソルは音が集まる、密度がありますね。また立体感がアップ。要は実体感がアップします。付属の中国管はメリハリ系。悪くはありません、が、聞き比べると・・・戻れない(笑)。友人も同じ様な感想でした。300Bはどちらも有りですが、6SN7はタングソルで決まり!値段もペア5~6千円あたりと手ごろですし。
今回の試聴でも「出力管以上に前段が音楽の質、気配に重要な影響を与える」という印象は変わりませんでした。
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by kennoy-mini | 2010-10-26 23:54 | ken球王国。 | Comments(0)  

アンプが足りない。


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(シンプリー2、知り合いのは初期型だそうです)

帰京しました。ですが11月も暫く地方が続きます。
先日、ユニゾンリサーチのEL34シングルアンプのヒューズを交換した話は書いたと思いますが、その方にアンプを2台お貸ししました。低弦のオケマンです。SPはTANNOYのTD-50。「低域が鳴らない、パワー不足かも、アンプ替えた方がいいのかな?」と相談を受けたので、最初はSV-17Kを持ち込み、その後もう1台。丁度我が家のVP-mini300MK-Ⅱは長期出張中なので、「真空管の師匠」からTU-873を借り、知り合いのお宅にちょっとお邪魔ました。

まずはシンプリー2を、音がちゃんと出るかチェック。バッチリです。音ですが、(ふうん・・・)という感じ。あまり琴線にふれません。
そしてこのアンプには音が変わるスイッチがあるというので切り替えてみます・・・二人で比較試聴。
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(画面中央の銀色のスイッチです、NFBのオンオフなのでしょう、未確認ですが)

・・・うーん、どうもあまり変わらない。二人とも、違いが分かりません(汗)。音楽家の耳なんてそんなもん(笑)。

そんな中、どこかの雑誌で、要約すると「このアンプは位相が反転しているから反対に接続した方がよいかも」みたいな記事をどこかで見たのを思い出し、提案してみました。アンプのSPの黒赤を反対に接続・・・随分変わりました!一見音源からは遠くなりましたが、まとまりが出てきました。
驚いたのがその後。「この状態でスイッチの切り替えをしてみよう!」と。結果・・・おお、全然違う!やっぱり反対が正しかったんだ!!と二人で大喜び。この体験を出来ただけでも訪問した価値がありました。自分はNFBの切り替え試聴なんて初めてでしたから。多分「NFB有り」はターボやコンプレッサーが付いたかのような加速感がありますね。しかもブースト増強のような厭味はありません。面白い体験でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その後、アンプの繋ぎ替え。SV-17Kに。やはり中央に良い具合に音が集まります。不思議。本当はプリもつけて本領を発揮してあげたいところですが(17Kでもプリを追加するとえらく変わります、未体験の方は是非!)、それは次回の宿題に。RCAの6V6Gで試聴。クラシックにはやはりこっちが締まっていいかも。マルコニのふくよかさも僕は好きですが。
次にエレキットのTU-873を。このアンプ、というより300Bシングルを弦楽器奏者が気に入る事は体験的に肌で分かっていましたが、やはり。「これhはいいね!」と相成りました。

結局「300Bの倍音感」、これが決定的に弦の倍音感に近い何かがあるんだと思います。他の球を聴くと、改めて「300Bはしっくりくるな」と自分は感じます。
クラシックの弦は300B、できればシングル(笑)。

という訳で、我が家のパワーアンプは只今、SV-91Bのみ。9Tも長期出張中なのです。ちょっとさびしい。
やっぱり「出張、貸し出し用300Bアンプ」が欲しいです。SV-17Kサイズの300Bアンプ、前段が12AX7か5670W(WE396A)あたりで球なし4万かヨンキュッパ・・・完全に素人考えですが(笑)。
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by kennoy-mini | 2010-10-22 01:04 | オーディオ雑感。 | Comments(0)  

こんなこともあるんだ・・・

最近気づいたのですが・・・
グールドの弾くゴールドベルク変奏曲のCD・・・あの「遺作録音」と言われる、多分あまりにも有名な録音です。
この録音の、自分はCDで聴いているのですが、トラック16の(てことは15変奏かな、ト短調のです)2分30秒あたりから(どこかでVnぽい音が聞こえる・・・)のです。はじめは、リビングのミニコンポが鳴っているんだと聞き流していましたが毎回聴こえるので(あれ!?)と思ってチェックしたら!なんと自分のSPから聴こえるではありませんか!まるでどこかの防音室でVnを練習しているのが洩れているかのような音。機械を通じて別の部屋の音が紛れこんだのか!?これは有名な話題なのかな??

このCD、自分は大好きなのですがなかなか良い音で鳴らない!うるさい音で鳴りやすいので、逆の意味で「オーディオチェックCD」にしています(笑)。このCDが「音に気にならず音楽だけを聴ける状態」になったらホンモノだ、と。今回・・・かなり良い状態です。鼻歌もとても近い(笑)。91Bの面目躍如です。SV310プリも相当貢献しているでしょうね。暫くシルバニア274Bを使っていましたがWE422Aに戻しました。シルバニアもなかなか面白かったです。91Bにシルバニアを挿してもあまり良さは体感できませんでしたが。こちらはセトロンやRCAで充分かも。
SV23Dも整流管を使っていますね。5AR4だったかな(要確認!)?整流管整流の効果も大きいのでしょうね。こないだのフェアのデモで「Vnは少し金属的な鳴りになるかもしれませんね」と大橋さんが断わってから再生しましたが、そんな事はありませんでした。とくにピリオド奏法の時の雰囲気がとても良かったです。最初聴いた一瞬は、SV-17kの元気よさに表現力をぐっと大人にした印象でした。300Bの包容力とはタイプが違います。ただ他のアンプ、特に大物SV-2PPやVP-2500等が「良い音であるが故に、どうしても音を聴いてしまう」のに対し、何故か「音楽を聴こう」という気にさせられました。
そう思わせる要因の一つに整流管整流もあるのでしょうね。キット屋倶楽部のみとこさんによると「整流管整流は良い!」と仰っていましたから。一度刈谷でじっくり聴いてみたいものです。

予断ですが、カルミニョーラって、少しだけ映像でみただけですがめちゃめちゃ巧いですね。あんな人いるんだなぁ・・・彼が弾くと、Vnでは唯一、ピリオド奏法を押し付けられている感じがしません。「ホンモノ」と「ホンモノっぽいもの」のホンモノの方。彼のVnなら生で聴いてみたいです。もうすぐ来るんだっけ?
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by kennoy-mini | 2010-10-15 00:48 | オーディオ雑感。 | Comments(2)  

精進。

サンバレーのデモに刺激を受け、また大橋さんに「M城さんのチェロを聴いていたらオートグラフミニの音を何故か思い出しました。また聴かせて下さい」と言われ、(いかん、精進せねば!!)と、最近サボり気味だったオーディオの方の見直しに着手しました。最近借りているイギリス弓が面白くて、弓の違いばかりを楽しんでいたので(笑)。

ここ暫く、メインシステムは音像がが左によっていたのでずっと気になっていました。最初は管、特に310管を疑っていたのですが、だんだんSPのセッティングに原因がある気がしてきました。そこで日頃の不満を一気に解決させようと立ち向かいました。
まず音像のずれです。微調整しているうちに、なんだか1:1:1セッティングより心持ち離してセットした方が音の前後感がでる気がしたので、セオリーを破ってみる事に。まずまずの位置を見つけたので、シールでバミリました。
その後スーパーツイータ(ST)の追試。まず正相/逆相をテスト。第九のIさん宅ほどは変わりません。どちらでも良い感じ。でもなんとなくの印象で逆相に。それよりSTの前後の位置でも結構音や音場が変わってきて、この違いの方が重大でした。

グラウンディングですが、まず床に遮音シートを敷いています。そこに黒檀半球↦防振ゴムマット↦御影石↦黒檀ブロック↦タオックスタンド↦真鍮+ステンインシュレータ↦SP↦防振ゴム↦ST・・・と実に複雑(!?)。タオックスタンド↦御影石間のグラウンディングを、付属のスパイクから黒檀ブロックで受けるようになってから、鳴り方が大きく変わりました。かなり現実に近い倍音感です。そして音量を上げてもうるさくない。

だいぶまとまりましたが、まだまだ追試は続きます。
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by kennoy-mini | 2010-10-14 00:01 | オーディオ雑感。 | Comments(2)  

やっぱり弦楽器のは300B。

色々アンプを聴いて、最近自分の軸が見えてきました。あくまでクラシックを聴く前提ですが。

やはり「弦楽器は300B」です。倍音感が合うのか、一番実体感を感じます。なぜか良いです。自分は中国管で充分よさを味わえると思います。勿論WE300Bを入手できる人はWEが良いと思います。スヴェトラーナは・・・あんまり好きではありません(ごめんなさい)。費用対効果の話です。比較的不安定、断線しやすいなんて話もちらっと聞きます。セトロンの300Bも、ブログ仲間のアンチLEICA宣言さんによると良いそうです。いつか一度聴いてみたいものです。
中国管300Bも色々あるようです。キット屋さんのプライム4の音の実体感、プライム5(ナス管)の倍音感は甲乙付けがたいです。個人的にはダルマ型の見た目が好きですが。
特にSV-91Bにはプライム4とCETRON整流管 5R4WGBが合います。プライム5にはSTC4274Bが一番合いますがちょっと高い。RCA等も良いでしょう。ただWEを除けばプライム4とセトロンの組み合わせが良いと思います。

SV-91BⅢとSV-501SEで迷う人も多いと思います。これは難しい悩みです。どちらも良いアンプですし。値段は結構違いますがSPにより501SEの方が合う場合もあるでしょう。91Bの良さ、説得力は分かりやすいのですが、501SEの良さは一見分かりにくいが実はとても包容力、そして意外とドライブ力もあります・・・501SEを所有している人は皆満足しているでしょうね。やっぱりほしいなぁ、501SE。
音楽と対峙する聴き方をする方は91B,響きを楽しむ、包まれたい方は501SEが良いかもしれません。

mini300もふくよかで良いアンプですが、少々使いこなしにコツが要ります。比較的ハイスピードなプリも合わせ、プライム4にパワフルな12AX7(ム印やTESLA等)、そしてビタミンQかJENSENコンデンサを奢ると、本当にスペシャルなmini300になります。ここまですれば91Bや501SEにも充分対決を臨めると思います。ただし結構な値段になりますが(笑)。でもなかなかリッチな響きですよ。

個人的には、[もう少し小さい300Bアンプ、もう少しシンプルな300Bアンプ]が世の中にあってもいいなあ・・・と思います。mini91Bのサイズは絶妙でした。さらに欲張ってSV-17Kのサイズで球が300Bだったら最高なのですが。知識がないのを承知で無茶な事をいいますが、1本で増幅したり、場合によっては半導体の前段とか。で球なし5万ジャスト(笑)。

無理な相談かなあ。
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by kennoy-mini | 2010-10-13 00:54 | ken球王国。 | Comments(2)  

真空管オーディオフェア2日目。

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(最近、なぜか写真が小さくなってしまう・・・SV-23D(807シングル、VOL付きパワーアンプです)

今日も真空管フェアへ。ちょっくら演奏もしました(笑)。なかなか良い演奏が出来た気がします。

さて、一通り聴いたので雑感を。
まず、SPから。Middy(仮称。スターリング位の大きさでオリジナル同軸2WAY)は、まずまず良かったですが、MIDの完成度と較べるとまだまだよくなりそう。個人的には少しY-25に近いキャラクターにもかんじました。バスレフポートをフロントに変更したりするそうなので、まだまだよくなるでしょう。
オリジナル同軸2WAY搭載のMIDは、ほぼ完璧。オリジナルのTANNOY使いが聴くと(少し鳴りすぎでは!?)と思うかもしれません。なんとなくタメが少ない気もします。ただそれはTANNOYが経年変化で少しまろやかになっているだけなのかもしれません。直接比較してみないとわかりません。でも良いユニットなのは間違いないです。
ソナスファベールのSPは、第一印象「静か」。あまり面で鳴る感じはしなかったな。なるほど!という感じです。既製品のSPがあるのでキット屋SPとの立ち位置が分かりやすいのは良かったです。
樽オーラトーンは・・・残念ながら聞き逃しました(涙)。個人的に一番注目していましたが。残念。
Y-25は、文句のない鳴りです。自分には少しだけ音が速過ぎるかな。多分ユニットの特徴でしょう。このSPであまりクラシックを聴いていないので、なんともいえません。

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アンプにいきましょう。まずVP-2300SE。今回は2A3のプッシュプル。「桂林」という会社の管らしいです。何でもVOLで音の傾向が変わる面白い管で大橋さんは気に入っているそうです。とてもよいふくよかさとプッシュにした余裕があいまって、とてもよいアンプに仕上がっていました。

SV-mini88は今回大活躍。かなりパリっとした元気のよい、まさに「エッジのある音」。ほんのちょっとさじ加減を変更するかも、と言っていました。前のVP-mini88とは全然違うそうです。

SV-91BⅢは、今回トランスが変わったそうで前と結構と違う、整った音になったそうです。確かに前の「過激さ」は少し大人し目になったかも。でもその分大人の音になって、よりハイレヴェルになった気もします。一度較べてみたいですね。

SV-310Ⅲ・・・これは特に大きくは変わっていないそうです。もともと素晴らしいプリアンプですし。今回プリの比較試聴はありませんでしたが、稼働率が高かった事からもこのプリのポジションの大事さ、優秀さがよくわかります。
SV-2(2010)・・・このアンプは、あまりわかりませんでした(汗)。いや、音がよくわからない、という事ではなく、845もEL34も僕は全然知らないのです。なのであまり興味がわかず(笑)、長所をイマイチ掴みきれませんでした。申し訳ない。

そして真打ちSV-23D。これは本当に気に入りました。特にピリオド奏法のビバルディの「四季」が流れた時、かなり雰囲気、伝わってくるものが良かった。派手な、他のアンプと較べるとわかりやすい音ではないですが好きでした。こういうのは自分では珍しいです。所謂「歌うより語る、音で説得するより流れ、気配で説得するタイプ」というと少しわかりやすいでしょうか。有園さんによると整流管整流、トランス、807管・・・全てが関係あるそうです。

レギュラーアンプも健闘していました。9T SEは相変わらずの大活躍ぶりだし(プッシュプルのデビューに最適)、やっぱり501SEは目下欲しいアンプNo,1。VP-2500SEは今回随分その透明感が理解できました。


今回の自分のお気に入りはSV-23D,SV-501SE、VP-2500SE、SV-9T SEです。23Dはお金があったら作ってみたいなあ。整流管が付いてあのサイズは魅力的です。製品版は少しだけ横幅、奥行きが深くなるらしいです。
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by kennoy-mini | 2010-10-11 22:22 | ken球王国。 | Comments(0)  

真空管オーディオフェア1日目。

仕事が休みになり、急遽行ってきました、真空管オーディオフェア。まず物販コーナーを覗き、山本音響工芸さんで木目等の都合で商品にならないB級の黒檀ブロックを購入。あちこちにあるWE300Bをよだれをだしながら眺め(笑)、3Fのキット屋のブースへ。

細かい事は後日書きますが、今回は出色の音です。カーテンのSP後方の吸音が抜群に効いていますね。定位感がいつも以上です。いつもより実体感が高い気がします。
そして今回注目していたSV-23Dという807管のシングルアンプ・・・これが個人的には一番でした(後VP-2500もいつも以上に良く感じた)。SV-23Dは他のアンプがどちらかというと実体感を出すアンプなのに対して、「自ら歌う」というか・・・能動的で、そして高域が柔らかく聴き疲れしないのです。音に雰囲気があります。有園さんに「音楽的なアンプですね」とお伺いしたら「音楽家が注目するタイプのアンプだと思いますよ」って。確かに!値段もキリがいいし(球付き約10万)、手配線でしかも整流管もある・・・確かにいいアンプでしたよ、みことさん!!「買い」だと思います。

また後日レポートします。
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by kennoy-mini | 2010-10-10 23:08 | ken球王国。 | Comments(0)