人は何故、300Bを替えるのか?

…なんだか「人は何故シリーズ」になってしまいました。
この問いには、ある一つの答えが。それは「WE300Bが買えない、手に入らないから」という、ミモフタモナイ答え(笑)。色んな年代のWEを聴き比べた訳ではないのですが、やはり聴くと(やはり云われるだけはある…)と。でも値段もぶっ飛んでます。それに色んな年代、更には類似品まであるらしい…もう、自分みたいな素人が簡単に手を出せるもんではないです。

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WEは買えない…そこでWEにちょっとでも近づきたい、WEの音とは違う可能性を探るべく300Bを探し、挿し替える…という人が多いのでは。NOSチューブだとスヴェトラーナ、セトロン、STC、岡谷等があるそうですね。恐らくこれらもかなり良い値段が。(出来れば手頃な値段で欲しい)…そうするとやはり現行管に。
自分の場合、大橋さんというこちらの耳、好みを知った「真空管ソムリエ」がいるので、また早い段階でWE管の音を体験し、(これを越える管はそう無い…あったらもうとっくに話題になっている)と感じ、ターゲットを変え手頃な管に。結果、SV-91B付属のプライム3(確か現行GD4-300B同等管)、知人の誕生日にプレゼントし、その後自分にもプレゼントしたプライム4(メッシュプレート)、そしついつい買った(いや、でも刈谷でちゃんと試聴しました)ナス、Shuguang 300BS-B(プライム5)と3種。また現在は根津さんからスヴェトラーナ300Bを借りています。こちらももう一度ちゃんと聴かないといけません。チョイ聴きした限りでは(WEに一番近い)と云われるだけあり、かなりストイック、真面目な音)という印象。セトロン300BとSTC4300Bは聴いた事はありません。STCなんてどんな音なんだろう…。

結果的に手持ちは全て中国製ですが、同じ中国でも結構出音、性格が違います。まあ日ごろウエスタンを使っている方は、中国管は相手にもしないでしょう。それは致し方ない(笑)。
ただSV-91Bは、他に増幅管や整流管があるのでそちらのキャラクターの方が支配力が強い、と個人的には感じています。自分の場合アタック感・リアル感・写実感はプライム4+セトロン整流管、対してナス管+STC整流管はより雰囲気、倍音感が重視される組み合わせだと感じています。何故か使いわけしたくなります。

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そう、難しいのは300B管と増幅・整流管とのマッチング(勿論アンプとも)が結構大事だ、という事です。色々試すと結構相性があります。こればかりはトライしてみるか、知り合いの助言等から推察するしかないかも。キット屋店主日記でもナス管は501SEやmini91Bに合わせている方が多いようですし、あまりSV-91Bに使っているという話は聞きません(勿論いるとは思います、自分もですし)。またナス管は少し多く電流が流れるそうですし、所謂「WEを追っかけた300B」ではないようです。プライム4は逆に正統的なタイプ、かなり完成度が高いと思います。グローも綺麗です。mini300でもプライム4は割とリアル感重視、プライム3は少し穏やか、毎日聴きやすい音で我が家では鳴っています。これも12AX7が標準管での話で、きっと挿し替えると全く変わる可能性を秘めています。
エレキットTU873での差し替えも経験ありますが(SPはシーメンス)、流石シーメンスだけあり管変更の反応が抜群に良く、特に前段をノーマルからGEに替えた時の変化は300B変更よりも遥かに「変化大」でした。

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こうして規格内で真空管を挿し替えるというのは、なかなか面白いものです。オンリーワンな組み合わせは無く、「試してみるしかない」となりますね。そんな中、一つ自分がたどり着いたのは「増幅/整流は欧米管で、出力管は国問わず現行管で」という組み合わせ。標準の「万能タイプ」から「より主観的な音」になる気がします。

もひとつ、これは特にクラシックの時ですが聴き方として「中、弱音の表現力を重視して選んでみる」という視点。クラシックは音量レンジが広く、特に中弱音の表現力がものをいいます。これも増幅、整流に依存するところ大だと感じるのです。不思議です。
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by kennoy-mini | 2010-02-07 00:00 | ken球王国。 | Comments(0)  

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