昨日、寝なければならないのに遅くまでオートグラフ・ミニのセッティングを追い込んでいました(笑)。まずST(スーパーツイ-タ)をセット、これはほぼ面イチで少しに上向きにほぼ決定。その後、SPスタンド下の敷物とSPの位置をいじっていたのですが、ふと思いつきSP下のステンインシュレータを再び「剣山セッティング」で鳴らしてみたところ、ぐんと重心が下がり「おお!!」っと思いました。
ましたが、なんだか中域がすこし引っ込んだような…低域は申し分ないのですが・・・。ここから悪戦苦闘の始まりで、「剣山」のままSTのレヴェル変更や、はたまた3点支持の前だけ剣山、後ろだけ剣山、更には前足を通常と剣山…など思いつく事をやってみなしたが、駄目。長所としては、通常向きが中高域の抜けの良さや音が前にくる感じ、「剣山」が低音が楽にでて包み込まれる感じがでます(我が家での話)。
…ふと、(左右違っても良いのでは…)と思って、大体低音を受け持つ事が多い左SP(右耳側)を「剣山」、右SPを「通常」でやってみたところ・・・これがなんと大正解!!!歴代最高の音、特に質の良い中低音がオートグラフ・ミニから聴こえてきました!中高域もちゃんと絡みます。
多分エージングをようやく終えた感のあるSTC4274Bとナス管300Bも効いてます。いますがそれだけではここまで気持ちよく鳴りません。我ながら素晴らしい!!
見た目が左右非対称、左右で振動や帯域が違うから良くないんじゃないの?等いくらでも理論・反論は(自分でも)出来ます。が、この音を聴いたら許していただけるのではないか…それほどのまとまりです(我が家での話です、重ねて)。オートグラフ遣いでステンインシュレータをお使いの方、是非一度お試しください。左チャンネルの向きを「剣山」要するにスタンド側がステン、SP底面側が真鍮の受けにすればよいだけの話ですから。万が一気に入らなくても、何かしらの収穫かある…と思います。クラシック以外でもうちでは効果大でした。
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チェロ、オケ、オペラ、vnとpf…、色々聞いていますが、今のところ問題ありません。電気的には一緒ですし、そもそも部屋は左右非対称だし、いいかな…と思っています。
グリュミオーなんて最高!自分は生で聴く事が出来なかったのですが(実際もこんな音ではないのか・・・!)というほどの実体感があります。今までグリュミオー程オーディオ毎に音の違うヴァイオリニストはいないんではないか…と個人的に思っていて、どれが本当の音かナゾだったのですが、今日のうちのグリュミオーはかなり近いのでは(笑)。
それに今までになく「ゆったり」鳴ります。ここまで丁寧にグリュミオーが弾いて聞こえたのは初めてです。アナログで鳴らしているような分厚さ。例えると91Bの低域の締まりと、mini300や501SE系のふくよかな「ぞりっとした」低域の出方が混ざったような、何より「聴きやすい音」になりました。音量を心気持ち大きくすると、ちょっとプッシュプルっぽく鳴っている気さえします。
当分このままでいこう、と思います。オーディオのセッティングは「セオリー」と「例外」の両方必要…と改めて感じました。