昨日は久々のヘビーな仕事。芥川作曲賞の選考演奏会です。勿論バリバリの「現代曲」ばかり!実はこの仕事・・・確か3年連続だったりします(多分)。多分、団員さんより出席率高い・・・(笑)
初演や演奏2回目位の曲がずらっと並ぶので、ある面では通常の数倍大変。一番大変なのが・・・実は弓付け。(勿論難しいパッセージを弾くのも大事ではありますが・・・)首席はパートの弓順を決めないといけないのですが初演だと過去のデータがないので完全に勘。センスです(笑)。(練習3回の場合は3日目は弓順を変更しない、2回目までに確定させる)事を自分は心がけているので、弓付けに一番神経を使います。オケの弓は自分が弾きやすいではなく「パートとして機能する」弓順が大事。新日はオケの組織力が高いので、弓さえ決まってしまえば自分の役割に集中しやすく、なんとか無事努めあげました。
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毎年やっていると(よく考えつくなぁ・・・)と思うほど新しい奏法が出てくるんですが・・・最近の曲は図形的や対称性、数学的な考えの曲が多くて・・・ちょっと行き過ぎている気がします。聴衆に媚びる必要はありませんが音や倍音を数学的に捉えすぎない、新しい奏法(音)ばかりを追わないがいいのでは・・・と弾いていてよく思います。いや、別に(変なことやらせるなよ・・・)という不満ではありません(笑)多少は思いますが・・・(笑)それとは別問題。
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ココ最近は本番への良いルーティンをある程度確立しつつあるので、以前より質の悪い緊張もしにくくなりました。日々勉強。
メンタル面はもっぱらゴルフと野球のピッチャーやバッターのスタンスを参考にしています。どちらも本番が連日あり、必ず成功と失敗がある世界なので、イメージ論やスタンス論が演奏家と近い気がします。人によってスタンスも合うタイプ、合わないタイプがあるのですが、ようやく自分に合うタイプが絞れてきました。最近はマツイとイチローと藍ちゃんのスタンスをミックスして活用しています。