(最近、なぜか写真が小さくなってしまう・・・SV-23D(807シングル、VOL付きパワーアンプです)
今日も真空管フェアへ。ちょっくら演奏もしました(笑)。なかなか良い演奏が出来た気がします。
さて、一通り聴いたので雑感を。
まず、SPから。Middy(仮称。スターリング位の大きさでオリジナル同軸2WAY)は、まずまず良かったですが、MIDの完成度と較べるとまだまだよくなりそう。個人的には少しY-25に近いキャラクターにもかんじました。バスレフポートをフロントに変更したりするそうなので、まだまだよくなるでしょう。
オリジナル同軸2WAY搭載のMIDは、ほぼ完璧。オリジナルのTANNOY使いが聴くと(少し鳴りすぎでは!?)と思うかもしれません。なんとなくタメが少ない気もします。ただそれはTANNOYが経年変化で少しまろやかになっているだけなのかもしれません。直接比較してみないとわかりません。でも良いユニットなのは間違いないです。
ソナスファベールのSPは、第一印象「静か」。あまり面で鳴る感じはしなかったな。なるほど!という感じです。既製品のSPがあるのでキット屋SPとの立ち位置が分かりやすいのは良かったです。
樽オーラトーンは・・・残念ながら聞き逃しました(涙)。個人的に一番注目していましたが。残念。
Y-25は、文句のない鳴りです。自分には少しだけ音が速過ぎるかな。多分ユニットの特徴でしょう。このSPであまりクラシックを聴いていないので、なんともいえません。
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アンプにいきましょう。まずVP-2300SE。今回は2A3のプッシュプル。「桂林」という会社の管らしいです。何でもVOLで音の傾向が変わる面白い管で大橋さんは気に入っているそうです。とてもよいふくよかさとプッシュにした余裕があいまって、とてもよいアンプに仕上がっていました。
SV-mini88は今回大活躍。かなりパリっとした元気のよい、まさに「エッジのある音」。ほんのちょっとさじ加減を変更するかも、と言っていました。前のVP-mini88とは全然違うそうです。
SV-91BⅢは、今回トランスが変わったそうで前と結構と違う、整った音になったそうです。確かに前の「過激さ」は少し大人し目になったかも。でもその分大人の音になって、よりハイレヴェルになった気もします。一度較べてみたいですね。
SV-310Ⅲ・・・これは特に大きくは変わっていないそうです。もともと素晴らしいプリアンプですし。今回プリの比較試聴はありませんでしたが、稼働率が高かった事からもこのプリのポジションの大事さ、優秀さがよくわかります。
SV-2(2010)・・・このアンプは、あまりわかりませんでした(汗)。いや、音がよくわからない、という事ではなく、845もEL34も僕は全然知らないのです。なのであまり興味がわかず(笑)、長所をイマイチ掴みきれませんでした。申し訳ない。
そして真打ちSV-23D。これは本当に気に入りました。特にピリオド奏法のビバルディの「四季」が流れた時、かなり雰囲気、伝わってくるものが良かった。派手な、他のアンプと較べるとわかりやすい音ではないですが好きでした。こういうのは自分では珍しいです。所謂「歌うより語る、音で説得するより流れ、気配で説得するタイプ」というと少しわかりやすいでしょうか。有園さんによると整流管整流、トランス、807管・・・全てが関係あるそうです。
レギュラーアンプも健闘していました。9T SEは相変わらずの大活躍ぶりだし(プッシュプルのデビューに最適)、やっぱり501SEは目下欲しいアンプNo,1。VP-2500SEは今回随分その透明感が理解できました。
今回の自分のお気に入りはSV-23D,SV-501SE、VP-2500SE、SV-9T SEです。23Dはお金があったら作ってみたいなあ。整流管が付いてあのサイズは魅力的です。製品版は少しだけ横幅、奥行きが深くなるらしいです。